2013年11月26日星期二

リュー・ヒュヌがプレーオフを制し初優勝!「韓国で初優勝した時より嬉しい」


2012年09月30日17時31分
リーダーズボード
順位選手名スコア
優勝H・W・リュー-6
2片山 晋呉-6
3キム・キョンテ-5
4キム・ヒョンソン-4
5上平 栄道-3
6貞方 章男-2
7石川 遼-2
8D・スメイル-2
9山下 和宏-1
10高山 忠洋0
初優勝を飾ったリュー・ヒュヌ
初優勝を飾ったリュー・ヒュヌ(撮影:上山敬太)

コカ・コーラ東海クラシック 最終日◇30日◇三好カントリー倶楽部 西コース(7,315ヤード・パー72)>

 台風17号の接近に伴う安全確保のためギャラリーの入場を不可とし、無観客試合として行われた国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の最終日。徐々に風は強くなり、午後からは雨も降り始めた。この難コンディションの中、スコアを6つ伸ばした片山晋呉はトータル6アンダーまでスコアを伸ばしホールアウト。日本ツアー初優勝を狙う韓国のリュー・ヒュヌもスコアを1つ伸ばし、同じくトータル6アンダーで並び、プレーオフに突入した。

リュー・ヒュヌのプロフィール

 雨が降りしきる中18番で行われたプレーオフ1ホール目。片山はティショットを左に曲げ、木の根元につけてしまいボギー。リューはきっちりパーとし、リューが参戦1年目で嬉しい国内ツアー初優勝を挙げた。

 韓国ツアーでは1勝を挙げているが、「韓国で初優勝した時より嬉しい」と会見で話したリュー。単独首位からスタートし、16番パー3までは首位を独走していたが、左の谷に落とし痛恨のトリプルボギー。しかし「今年の目標はシード権の確保。17、18番とパーでいければいいと思っていた」とミスを引きずらず、冷静にプレー。プレーオフでもしびれた様子もなくきっちりとパーをセーブ。「今まで勝とうとしてきて、負けてきた。だから今週は1度も優勝を意識したことはありません」、最後まで結果よりも目の前のプレーに集中し栄冠をつかんだ。

 また新たに登場した韓国の新鋭。「まだ日本ツアーでは新人なので、拍手や声援で緊張してしまう」とはにかんだが、2勝目を大ギャラリーの前で挙げる日もそう遠くないかもしれない。

最新賞金ランク、リュー14位、遼は29位に浮上!片山晋呉は16位


最終日チャージを見せた石川遼は1ランクアップ
最終日チャージを見せた石川遼は1ランクアップ(撮影:上山敬太)
  • 最終日チャージを見せた石川遼は1ランクアップ

<国内男子賞金ランキング>

 国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」終了時の賞金ランキングが発表され、同大会でツアー初優勝を達成したH・W・リュー(韓国)が14位に浮上した。プレーオフの末2位に終わった片山晋呉は16位、最終日に巻き返し6位タイフィニッシュの石川遼は29位となっている。

【関連ニュース】「コカ・コーラ東海クラシック」最終日は無観客試合に

【国内男子賞金ランキング】
1位:藤田寛之 (96,544,972円)
2位:ブレンダン・ジョーンズ (74,418,413円)
3位:金亨成(キム・ヒョンソン) (66,120,880円)
4位:イ・キョンフン (63,836,694円)
5位:藤本佳則 (58,298,894円)
6位:谷口徹 (53,448,516円)
7位:池田勇太 (53,214,590円)
8位:金庚泰(キム・キョンテ) (48,399,557円)
9位:上平栄道 (46,592,032円)
10位:I・J・ジャン (40,572,452円)

14位:H・W・リュー (37,266,533円)
16位:片山晋呉 (36,652,380円)
29位:石川遼 (22,253,001円)

キヤノンオープン 遼はキョンテ、B・ジョーンズと同組


キヤノンオープン 事前情報◇2日◇戸塚カントリー倶楽部(7,191ヤード・パー72)>

 国内男子ツアー「キヤノンオープン」が神奈川県にある戸塚カントリー倶楽部を舞台に4日(木)開幕を迎える。

 予選ラウンドの組み合わせが発表され、石川遼金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)、ブレンダン・ジョーンズ(豪州)と同組で9時35分にスタートとなった。

 ディフェンディングチャンピオンの久保谷健一は、09年大会覇者の池田勇太、今年8月のVanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメントでツアー初優勝をあげた金亨成(キム・ヒョンソン)(韓国)と同組で9時15分に10番スタートとなった。

遼、スワンネック型の新パターをテスト


新パターで相性の良い大会に挑む
新パターで相性の良い大会に挑む(撮影:岩本芳弘)
  • 新パターで相性の良い大会に挑む
  • 片山のキャディにつく諸見里しのぶ、「やってみる?」と逆オファーを受けたとか

キヤノンオープン 事前情報◇3日◇戸塚カントリー倶楽部(7,191ヤード・パー72)>

 国内男子ツアー「キヤノンオープン」が、神奈川県にある戸塚カントリー倶楽部を舞台に4日(木)開幕する。2年連続、最終日最終組を回るなど今大会と好相性を誇る石川遼は、時折雨も降る中プロアマ大会に出場し最終調整を行った。

 ラウンド中その手に握られていたのは、スワンネック型のパター。スコッティキャメロンに約1か月前に発注してようやく届いた新兵器だ。この日はこの新パターのテストを行い、本戦も使用予定。今季はショートパットに苦しむ場面も多く見られ、パッティングに関しては試行錯誤が続いている。

 それでも、先週の「コカ・コーラ東海クラシック」では無観客で行われた最終日に“68”をマークしてスコアを伸ばすなど調子は上々。「あれに近い内容のゴルフを3日間できれば、優勝争いができるかな」と国内ツアー復帰後はまだ経験していない優勝争いを見据えていた。

 無観客試合から一転、首都圏開催で大ギャラリーを集める今大会。最終日の18番で最高の歓声を浴びることが出来るか。